大腸癌は近年増加の一途をたどっており、内視鏡検査、手術、化学療法、緩和治療、人工肛門造設等様々な問題と直面しています。
当院は約25年間大腸疾患特に大腸癌と向き合い2000例以上の手術経験を有し、大腸肛門病学会評議員、指導医、専門医など数多くの専門医資格をもつ岩川和秀診療部長と日本内視鏡外科学会技術認定医および大腸肛門病学会専門医資格をもつ磯田健太院長を中心に積極的に内視鏡下(腹腔鏡下)手術を行っています(手術全般に関しては基幹病院と遜色ありません)。

大腸における腹腔鏡下手術はすでに広く行われるようになってきており、従来の開腹手術に比べてはるかに小さな傷(4~5cm)ですみ、術後の疼痛も少なく、回復も早いため術後10日間前後で退院できます。直腸癌に対して人工肛門を造設した症例では、様々な悩みを共有し、少しでも支えることができるようにストーマ(人工肛門)専門外来を開設しています。
切除不能や再発癌に対して化学療法が必要な患者さんに対しては福山医療センターと密に連携を持ちながら診療しています。
また当院は入院施設もあり、上記両医師及び谷口医師は日本癌緩和学会が指定する「がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修」を終了しており大腸癌の緩和医療に対しても取り組んでいます。

大腸外科は癌治療だけでなく良性疾患に対しても行っており、実臨床で多く経験する虫垂炎に対しては基本的に腹腔鏡下手術で行っています。

当院は中規模ならではの特性を生かし、まずはいろいろな悩みに真摯に向き合い、手術症例に対してはできるだけ迅速に対応することをモットーとしています。

日本大腸肛門病学会の認定施設になりました

「大腸肛門機能性疾患に関する受け入れ可能な施設」として大腸肛門機能障害研究会のHPに掲載されました

 現在、大腸肛門の機能性疾患(便秘や便失禁などの排便障害、直腸脱、直腸瘤、肛門痛、過敏性腸症候群など)で多くの患者さんが悩んでおられますが、専門施設を検索できないのが現状です。大腸肛門機能障害研究会ではその一助としてホームページ上で上記の疾患に対応できる施設を掲載しています。学会の認定施設ではありませんが、専門医の常駐と実績により評価されたものと思われます。広島県では4施設のみであり、県東部では当院のみの掲載となっています。

外来担当

院長
岩川
谷口
院長
岩川
谷口
院長
谷口
院長
岩川
谷口
院長
谷口
院長
谷口

ストーマ(専門)外来

当院のストーマ外来では人工肛門造設、早期だけではなく自宅退院や施設入所してから問題が生じた方、年を召されて管理に不安が出てきた方、定期的な通院がなくなり何かあった時のかかりつけ医として希望される方、管理に悩む家族や施設の方など幅広く対応できる相談窓口となれることを目指しています。

便秘外来

便秘(お通じ)専門外来を開設しました