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鼠径ヘルニアの症状
鼠径ヘルニアの症状としては以下の症状がみられます。
- 下腹部から脚の付け根に違和感がある、ちくちくす太ももの付け根に痛みがある
- 足のつけねが腫れる、膨らんでいる、しこりがある
- 立ち仕事などで痛みが強くなる
- お腹に力を入れるとつっぱる感じがする
- 陰嚢に腫れがある
鼠径ヘルニアの診断方法
視診・触診で診察を行います。ほとんどのヘルニアは病歴と診察で診断できます。
CTや超音波検査でそけいヘルニアの種類がわかります。手術を行う際には有効な検査となります。
鼠径ヘルニアの危険性
そけいヘルニアは時に緊急手術が必要となったり、経過により重症となったりすることがあります。その多くは【嵌頓】によって引き起こされます。
【嵌頓】(かんとん)とは
①皮膚 ②筋肉・筋膜 ③腹膜 ④腸管
ヘルニアの出入り口になる部位が狭く、脱出した腸管が元に戻らなくなることを言います。腸閉塞となったり、腸管が壊死(虚血になり腐る)を来すこともあります。命に関わる状態となることもあり注意が必要です。症状としては腫れが収まらないだけでなく、通常強い痛みを伴います。