この度 わたくし磯田健太が、2021年4月1日よりいそだ病院病院長に就任させていただきました。当院は祖父である初代院長磯田義明が1955年に福山で『磯田外科病院』 として開業しました。1982年より父である前院長磯田義博が着任し、『いそだ病院』として地域に根差した医療に取り組んでまいりました。

私は京都大学医学部附属病院、京都市立病院で初期研修を経験し、大阪府済生会野江病院、福山医療センターで祖父、父と同じく一般外科医として研鑽を積んでまいりました。2018年より当院に着任し、開業医諸先生方からのご紹介や基幹病院など高度医療機関からの転院・リハビリから退院までなど、前院長が大切にしてきた地域連携型医療の強化に努めてまいりました。

外科医としては、2018年に『日本内視鏡外科学会技術認定医』を取得し、ソケイヘルニアや大腸の手術などの内視鏡手術にも力を入れております。更に2019年に『日本大腸肛門病学会専門医』を取得し、医療センター時代から大変お世話になってきた、岩川和秀先生のお力もお借りし、大腸癌や肛門疾患等の高度な治療も手掛けることが可能になりました。

現在のいそだ病院は非常勤を含め約10名の医師にも恵まれ、其々の専門性を結集しながら、外来は内科・外科・整形外科・麻酔科をはじめ人間ドックや健康診断なども行い、入院は肺炎や緊急手術などの急性期疾患と、急性期の治療を終え退院を目指すリハビリ治療などの回復期治療、癌などの疼痛緩和を含めできるだけ多くの疾患に対応しております。可能な限り早期発見・早期治療を心がけております。

医療現場では難しい疾患と出くわしたり、最善の選択がなかなか決められないことはよくあります。前院長が『迷った時は”患者さんのため!”を考えれば自ずと答えは出る。』と言っていました。ロゴマークにもある”for your health”も大切にしていきたい言葉です。

最後になりましたが、院内の多くの他業種スタッフと(受付にはじまり、看護師、管理栄養士、薬剤師、理学療法士、社会福祉士、介護福祉士、介護士、歯科衛生士、ケアマネージャー、・・他)一丸となって微力ながら引き続き地域に密着し、困ったときに頼ってもらえるような医療機関を目指して努力していく所存です。